そんな疑問にお答えします。
本記事を書いている人
「日本語教師に将来性がなければ、今から資格とっても意味ないんじゃないかな」なんて思っちゃいますよね。
そこで今回は「日本語教師の将来性」についてお話していきます。
本記事を読めば、これから日本語教師になろうとしている人でも、これからの日本語教育界日本語教師の将来が見えてくるはずです。
これから日本語教師になろうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
日本語教師業界の需要と将来性
外国人材確保に政府は積極的⇨日本語教師の将来性あり
労働力の確保のため、外国人材の確保に政府は積極的です。
内閣府の「経済財政運営と改革の基本方針2019」にも書かれているとおり、政府は2019年4月からの新しい在留資格「特定技能」の受け入れや留学生の国内就職に力を入れています。
つまり、今後外国人材が増えることが見込まれるため、日本語教師の将来性はあると言えますね。
さらに、今後「公認日本語教師」という国家資格も新設される予定です。
日本語を学ぼうとする外国人はこれからも増え続けるため、日本語教師の需要はしばらくは増え続けそうですね。
留学市場は縮小傾向
日本語教育全体でいうとこれからも成長していきそうですが、留学市場は減少傾向にあります。
その理由は勉強目的以外の留学生が減少しているからです。
最近の入管はビザの発給や更新を厳しくしています。
そもそも、留学は勉強するための在留資格ですが、実は中には「お金稼ぎ目的」とも言える留学生が多数在籍しているんですね。
この実態については「【日本語教師の現実】国内専任講師7年目の僕がすべて教えます」でも紹介しているのでチェックしてみてください。
最近の入管はアルバイト先やハローワーク等と連携し、調査に力を入れています。
その結果、1週間28時間を超える不法労働状態の留学生は在留資格の更新ができず、帰国を余儀なくされるケースも増えてきました。
実際に僕が勤めている学校でも、アルバイトのやりすぎでビザの更新ができない学生が出ましたね。
もちろん、学校としては絶対に違法状態にならないよう厳しく見てはいるのですが、それでもやってしまっている学生がたくさんいるのが事実です。
そうなると、当然、お金稼ぎ目的の留学生は減るので、全体の留学生数も減ってきます。
政府としては留学ではなく、しっかりビザを取ってたくさん働いてください、ということなのでしょう。
日本語教育は成長しても留学市場は縮小していきます。
これから日本語教師になろうという人は日本語学校以外にもいろいろな選択肢を考えていく必要がありますね。
日本語学習の目的が多様化
これまでの日本語学習は「将来日本で就職するための留学」がメインでしたが、最近は目的が多様化しつつあります。
たとえば、留学をせずに直接日本で就職、サブカル・東京オリンピック影響で趣味の勉強、日本で働く家族の帯同で生活のための勉強など。
そして、多様化と最近のコロナウイルス、ウェブ環境の普及などによって、オンラインレッスンがこれまで以上に注目されています。
最近ではヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座でも活躍する修了生としてオンライン日本語教師が取り上げられたりしていますね。
今後はオンライン日本語教育市場に注目です。
日本語教師の収入の将来性
思考停止では収入の増加は見込めない
ちょっときつめの言い方かもしれませんが、思考停止では収入は増加しないでしょう。
というのは、そもそも教育系というのは収益化に疎いことが多く、収益はなかなか上がらないのが現状です。
日本語教師の収入について知りたい人は「日本語教師の年収っていくら?【現役教師76人に聞いてみた】」でご紹介しているのでチェックしてみてください。
また、日本語学習者は発展途上国出身の人が多いため、学費を上げていくことも難しいという現状があります。
このことから考えると日本語教師の給与は将来性が薄いというのが分かりますね。
そのため、思考停止の根性論で日本語教師を頑張っても収入の増加は難しいでしょう。
収入を増やすためには新たな挑戦を
収入を増加させたいのなら、日本語教師という立場を生かしていろいろなことに挑戦していくことをオススメします。
具体的には下記のような感じですね。
日本語教師が収入を増やす方法
- 専門性を高めて大学教授や教材出版
- 日本語教師以外の専門と掛け算で一般企業に就職
- 社会ビジネスとして起業する
- 副業で収入アップ
ちなみに僕は最もリスクが少ない日本語教師絡みの副業ブログを始めました。
副業は比較的ハードルが低いのでやってみると新たな発見が見えてくるかもです。
日本語教師の副業については「【日本語教師でも稼げる】おすすめの副業7選!スキルも生かせる」をご覧ください。
ちなみに副業は収入のためだけだと思われるかもしれませんが、相乗効果で伸ばせるものもあるので日本語教育のためにもなりますよ。
日本語教育業界の中には待遇の点で不満を抱いている人がいますが、今後は一人一人が新たな日本語教師のあり方について考え、行動していくことが業界全体に必要ですね。
それが業界を変え待遇アップにもつながっていきます。
まとめ:将来性あるが収入見込めない。挑戦が必要。
日本語教師という仕事自体は、今後もニーズが高まっていきそうです。
しかし、その反面で多くの日本語学校では厳しい局面を迎えつつあります。
教師の収入についてもあまり見込みはありません。
もし、収入まで考えるのなら思考停止ではなく、どんどん新たなチャンスを見つけていきましょう。
業界全体で一人一人が新たな日本語教師のあり方を考えていくときなのかもしれませんね。
それが最終的には自分も幸せになれるし、先生が幸せであればこそ学生たちを幸せにすることもできます。
ぜひ挑戦してみてください。
ちなみに後でしようと思うと、いつの間にか思考停止してしまい、成功から遠ざかってしまいますよ。
「鉄は早いうちに打て」です。
日本語教師に興味を持った方はこちら
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