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センリ
今回は僕自身が「日本語教師はやめたほうがいい」といろいろな人から何度も言われた経験をもとに考えたことなどをまとめていきます。
「日本語教師はやめたほうがいい」と言われている人、またはそう思っている人は読んでみると考え方が変わるかもしれません。
目次
日本語教師はやめたほうがいい”よくある”理由

まずは「日本語教師はやめたほうがいい」と言われる、よくある理由についてまとめていきます。
理由1:給料が低い
確かに日本語学校の給料は低いです。
「日本語教師の年収っていくら?【現役教師76人に聞いてみた】」の記事でもご紹介していますが、一般企業と比べるとかなりの差です。
専任ならまだしも、非常勤として採用されるケースのほうが多いです。
非常勤講師だけの収入では到底一人で生計を立てることは難しいですね。
海外でも同じで給料が低い国の方が多いです。
日本より物価の低い国で教えることが多いため、生活に困ることはあまりありませんが、貯金するのはなかなか大変でしょう。

理由2:ステップアップには修士が必要
日本語学校なら学士でも十分ですが、ステップアップのために大学等で働くとなると修士以上が必要です。
しかし、2年という時間とお金を大学院のために使える人は限られてくるので、そう簡単にはいきません。
しかも修士を出たからといって、必ず大学で働けるわけでもありません。
働けたとしても非常勤講師であれば、経済的には厳しいです。
よくある理由はひと昔の話

ここまで日本語教師はやめたほうがいい”よくある”理由を説明しました
確かに一昔前だと日本語教師の仕事は国内外の教育機関や研究期間に限られていました。
しかし、最近だと日本語教師の仕事も多様化しつつあります。
日本語学校や大学以外にも仕事がある

企業の中で外国人社員をサポートする
まだ少ないのですが、最近では企業内日本語講師が増えつつあります。
近年増えつつある外国人労働者の日本語をサポートする仕事ですね。
今はまだ外部講師に委託することが多いですが、今後、外国人労働者が増加すれば正規雇用として採用されることも増えるでしょう。
たとえばIT系企業でエンジニアもできるし、外国人労働者の日本語教育もできるし、みたいな感じですね。

求人サイトのまとめはこちら
オンライン日本語教師
コロナで全世界的にオンラインの需要が高まったことにより、今年に入ってからオンライン日本語教師が増えています。
自分で学習者を募集している人もいればオンラインスクールに登録して教えている人もいます。
オンラインスクールでも自分で報酬を決めるところと、予め決められているところがあるため、収入が気になる方はチェックしておきましょう。
下記にてオンラインスクールの有名どころをまとめておきます。
オンライン日本語教師については当ブログでも紹介しているので参考にしてみてください。
>>オンライン日本語教師になるには?【収入・資格・メリットなど】
フリーランス
最近、急増してきたのがフリーランスという形です。
日本語学校で非常勤講師をしたり、オンラインレッスンをしたり、企業から日本語レッスン案件をとってきたりなど、複数の仕事をするような形態です。
中には専門性を高めて、日本語教師のための講習会を開いている方もいらっしゃいます。

まずは上で取り上げたオンラインレッスンから始めれば完全未経験でも始められますし、資格なども要りません。
他にも僕が気になるフリーランス案件をまとめておきます。
- 日本語教材の販売(試験問題など)
- 授業の教案販売
- 日本語絵カードの販売
- 日本語教師メディアの運営
ちなみにこういうのをココナラ というサービスで販売している人もいるようなので、試しに買ってみるとイメージがつきやすいかもしれません。
Twitterのアイコンなんかもイラストレーターさんに1000円くらいから依頼することも可能です。
その他にも副業なんかも最近はOKになっている学校もあるので、副業をすることで経済的に安定している人もいますね。
副業に関する情報はこちら
まとめ:日本語教師は日本語学校だけではない

今回の記事で僕が伝えたかったのは、日本語教師は日本語学校や大学だけではないんだ、ということです。
一般企業の中でも需要が高まっているし、オンライン上でもだんだんと存在感を増しています。
日本語教師=日本語学校の先生
これは時代がちょっと古いですね。
日本語教師はもっと多様な働き方がができる仕事なので、経験しておけばスキルの一つになります。
営業職でも企業や業界によって全く働き方が違うように、日本語教師も業界や形態によっていろいろな働き方ができます。
そんな日本語教師に少しでも興味を持っていただけたなら嬉しいです。