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「420時間の日本語教師養成講座」と「日本語教育能力検定試験」でどちらにしようか迷っている方にぜひ読んで欲しい記事をご用意しました。
両者を比較しながら、どちらがおすすめなのかご紹介していきます。
これを見ながら、どちらを選ぶか考えていただけたら嬉しいです。
養成講座と検定の比較
比較1:安いのはどっち?
費用の比較
養成講座 | 検定 | ||
受講料・入学金 | 50〜60万円 | 受験料 | 10800円 |
願書 | 400円 | ||
テキスト代 | 教室によって異なる | +テキスト代 | 1500円〜 |
+対策講座 | 数万円〜 |
養成講座の費用は学校によって違うので、いろいろ資料を問い合わせてみるといいでしょう。
資料の請求は日本語教師アカデミーというサイトを使うと一括申請できるので便利です。(青文字がリンクになっています)
ヒューマンアカデミーという最大手のスクールは一括申請できませんが、公式サイトからデジタルパンフレットを見ることができるので、気軽に見てみるといいでしょう。
比較2:ラクなのはどっち?
なぜ養成講座のほうがラクなのかというと、ぶっちゃけ、座ってるだけで資格が取れてしまうからです。
正直、50万も払って座ってるだけではもったいないのですが、試験勉強は苦手だという方は養成講座を受講すれば資格が取れます。
比較3:力がつくのはどっち?
養成講座は教授法や実習もあるため、真剣に取り組めば力がつきます。
日本語教師になるには、専門知識ももちろん大事ですが、授業の場数を増やさないとなかなか教えられるようにはならないんですよね。
学校によって異なりますが、実習が豊富な講座もあります。
比較4:知識が身につくのはどっち?
なぜ養成講座のほうが知識が身につくのかというと、現場をよく知っている先生が、この専門知識が実際の授業でどのように役立ってくるのか教えてもらえるからです。
比較5:資格としてはどっちが強いの?
ぶっちゃけ言ってしまうと、有資格者であることが法務省告示校の条件になっているから採用条件にしているだけで、どちらを持っていても採用には影響しません。(少なくとも僕の勤務校では)
なぜかというと、採用時には実際に授業ができそうな人なのかや、人柄を見て決めるからです。
ただ、唯一資格がプラスに働くとすればどちらの資格も持っている人ですね。
どちらの資格も持っている人はそれなりに本気で日本語教師の勉強に取り組んでおられた方だと思うので、採用する側にもその気持ちは伝わります。
これまで採用された人を見ても、どちらも持っている人の方が「良い先生になろう」という意識が高い傾向があります。
あとは学校によっては手当がついたり、専任の条件になっていたりするところもあるので、どちらも取っておくに越したことはありません。
ちなみに、養成講座では検定の内容に沿っているところもあるので、資料請求してみるといいでしょう。
ヒューマンアカデミーなら検定に沿ったカリキュラムなので同時に資格取得が可能です。
そのほかの養成講座でも検定対策を兼ねているところもあるので、いろいろなところから取り寄せてみるといいでしょう。
まとめ:結局どっちがおすすめ?
総合的に力がつくのは間違いなく、養成講座ですね。
しっかり取り組めばかなりの力になってくれます。
ただ、ちょっと金額は高いので、財布と相談にはなってしまいますよね。
そのためにも各学校から資料を取り寄せてみるのがいいでしょう。