本記事を書いている人
「今年の新語2020」が2020年11月30日に発表されました。
初めて聞いたもの、面白いなと思ったもの、いまだに使い方がわからないものなどいろいろありましたね。
日本語教師の皆さんはどうでしょうか?
今回はそんな新語を授業に取り入れるべきかどうかという点について書いていきたいと思います。
新語・若者言葉は教えなくても大丈夫
なぜなら、必要なら勝手に覚えるからです。
日本語教師のくせに教えないのかよ、と思われるかもしれませんが、語学には教室で学んだ方がいいことと周囲の環境から学んだ方がいいことの2パターンあると思うんですね。
新語や若者言葉については学校よりもアルバイトしながら、あるいは友人と遊びながらのほうが、自然な使い方が身につくのだろうと思います。
それに新語が分からなくてもコミュニケーションに支障は出ません。
ということで、新語を授業で扱う必要はないんですね。
仮に授業で取り入れるとしたら、こんな新語がありますよ、と10分くらいウォーミングアップで使うくらいがベストでしょう。
先生は新語・若者言葉を勉強したほうがいい
特に授業で取り扱う必要はありませんが、先生方は勉強しておきましょう。
いつ学生に聞かれても答えられるようにすべきだからということと、日本語に関する職業に就いている以上、日本語の変化についても興味を持っていて欲しいと思うからです。
と言いつつ、僕も実は新語については知らない言葉もたくさんあります。
そのため、今回は僕の勉強を兼ねて、いくつか新語を調べてみました。
今話題の新語・若者言葉【最近の若者はすごい】
今年話題になった新語をいくつか紹介します。
ぴえん(今年の新語2020大賞)
🥺←この絵文字と一緒に使うことが多いです。
可愛らしく泣きまねするようなイメージですね。
ちなみに「ぴえん」の上は「ぱおん」
使い方
- 今日からテスト期間ぴえん
- 来週のコンサートはコロナで中心に。ぴえん
- 目玉焼き作ったら黄身が割れた。ぴえん
ぴえんヶ丘どすこい之介(JC・JK流行語大賞3位2020年)
ぴえんの最上級
相当悲しいときに使うようです。
使い方
- 課題やるの忘れてぴえんヶ丘どすこい之介
- クリスマス1人でぴえんヶ丘どすこい之介
きゅんです(JC・JK流行語大賞2020年)
胸キュンの意味です。
何かしてもらったときに感謝の意味を込めて使うようです。
人差し指と親指でハートを作って言うことも多いとのこと。
〇〇しか勝たん(JC・JK流行語大賞2020年上半期)
〇〇に勝るもの(こと)はない。〇〇が一番だ。という意味で使われています。
特に推しのアイドルや恋人、憧れの人を入れて使うようです。
授業ではやらなくていいけど、勉強しよう
今回、ご紹介した新語・若者言葉はいかがだったでしょうか?
新語や若者言葉は授業で扱う必要はありませんが、日本語教師のみなさんはぜひアンテナを張っておきましょう。
仮に授業で扱うとしても軽く紹介する程度で十分ですね。
新語や若者言葉がどうやって出てきたのかなども個人的には研究してみたいところです。
最後に新語とは関係ありませんが、日本語教師なら常に勉強しておきましょう、ということでKindle Unlimitedというアマゾンのサービスを紹介します。
980円で電子書籍が読み放題になるサービスです。
本をたくさん買うとなかなか予算的にきびしいですが、Kindle Unlimitedを使うと乱読できておすすめです。
詳しくは「【レビュー】Kindle Unlimitedを日本語教師が使ってみた」でご紹介しているのでよかったらチェックしてみてください。