そんな疑問にお答えします。
本記事を書いている人
今回は現役日本語教師をしながら、採用も担当する僕が日本語教師の面接について詳しく解説していきます。
就活中の大学生や養成講座を終えて就活を始めようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
面接当日の服装は?【結論⇒迷ったらスーツ】
結論から言うと「面接の場」というTPOに合わせた服装であれば何でもいいのですが、迷ったらスーツにしておけば問題ありません。
実際に面接にいらっしゃる方は男性はほぼ100%スーツ。
女性の場合はスーツではないセミフォーマルな服装でいらっしゃる方もいますが、迷ったらスーツでOKです。
実際は服のデザインや色などよりも、服装からこの人が常識をわかっている人なのかどうかというところを面接官は見ています。
下記の項目に一つでも当てはまると非常識に思われるのでご注意ください。
- スーツにシワがある
- ほこりがついている
- サイズが合っていない(大きすぎ・小さすぎ)
- ネクタイが派手すぎる
- シャツ・ブラウスの中が透けている
上記の点を確認したうえで面接に臨まれるといいでしょう。
採用担当が面接で見るポイント
学校の雰囲気と合っているか
ここが一番大事なところですね。
- 留学生のお世話を重視している学校なら、面倒見がいい先生
- イベントを重視している学校なら、いろいろ企画してくれそうな先生
- 一流大学への進学校なら、一流大学卒で指導力が高い先生
学校によってさまざまですが、面接前に学校の近くにいって外側から様子を見たり、ホームページやSNSなどからの情報収集をしっかり行うといいでしょう。
ただし、たとえば厳しい学校だからといって、厳しさを装ったりする必要はありません。
面接で装うとバレますし、バレなくても採用されてから苦労します。
自分自身を見せて、自分に合った学校を選ぶようにしましょう。
学びたいという姿勢がある人
日本語教師は日本語を教えることがメインですが、実際はそれだけではありません。
生活上のサポートや進学指導、就活サポート、ビザの申請などいろいろです。
それぞれ部署に分かれていたりするので、全部マスターする必要はありませんが、基本的なことくらいは知っておかないといけません。
また、最近で言うと、オンライン授業になったことでITスキルの習得が必須となっています。
とはいえ、難しいことは必要なく、基本的な操作さえできればOKです。
アナログ人間だから…と言い訳するのではなく、どんどん学んでいきましょう。
柔軟な対応ができる人か
日本語学校は多様な人種が集まっているということもあり、常に予想外のことが起こります。
慣れてくればだいたい対応がわかってくるものの、最初は全て予想外です。
そんな予想外のことが起こったときに柔軟に対応していける人材が求められます。
面接の質問内容
よくある質問を箇条書きにしておきます。
志望動機
- どうして日本語教師になろうと思いましたか?
- 日本語教師になろうと思ったきっかけは何ですか?
- この学校を選んだ理由はありますか?
- (海外の場合)どうしてこの国で働こうと思ったのですか?
経歴
- 大学では何を勉強されましたか?
- 前職を辞めた理由は何ですか?
海外居住歴のある人
- その国での生活はどうでしたか?
- 困ったことなどはありますか?
- その国の言葉は話せますか?
- 帰国した理由は何ですか?
経験者に対して
- 前の学校はどんな学校でしたか?
- どのレベルに教えていましたか?
- どんな学生たちでしたか?
- 1週間に何コマ担当していましたか?
資格・能力
- 日本語教師の資格はありますか?
- 車の運転はできますか?
- パソコンはどのくらいできますか?
- 英語は話せますか?
仕事に関する質問
- 日本に来る留学生について知っていることはありますか?
- 授業中、寝ている学生がいたらどう思いますか?
- 宿題を忘れた学生に対してなんと言いますか?
- 法を犯した学生に対してなんと言いますか?
プライベート
- ご結婚はされていますか?
- お子さんはいらっしゃいますか?
- ご両親はご健在ですか?
- 通勤時間はどのくらいですか?
- 何を使って通勤しますか?
- 持病などはありますか?
待遇
- 給料が下がりますが大丈夫ですか?
- 前職の給料はどのくらいでしたか?
- (非常勤)1週間にどのくらい入れますか?希望の時間は?
面接のほかにすること
模擬授業(テスト授業)
面接以外に模擬授業が課されることが多いです。
授業の長さは学校によってさまざまですが、短い所だろ15分ほど、長い所だと1コマで行われます。
内容は初級の教科書から出されることが多いです。
例えば僕なら「~たい」「て形」「指示語」「授受表現」あたりかなと思います。
学生役には専任の先生がなることが多いですが、本物の学生たちに対して行う学校もあります。
未経験者の場合は、模擬授業がない場合や教案の提出だけにするところもあります。
一概には言えませんが、何かしらの方法で教育力のチェックが行われるので、あらかじめ準備をしておくといいでしょう。
学校見学(授業見学)
面接の前後で学校を見学させてくれる学校も多いです。
場合によっては授業を見させてくれる学校もあるので、どんな学生たちなのか、先生はどのような感じで教えているのかをよく見て、模擬授業に生かしましょう。
ちなみに僕が務める学校では必ず見学してもらい、それに対する感想も選考の材料とさせてもらっています。
学生への接し方や板書の書き方など、先生目線の感想をもらえた人の方がポイント高めです。
まとめ:面接をクリアしてデビューしよう
面接はちょっと緊張するかもしれませんが、これから一緒に働くかもしれない人たちです。
短い時間の中で自分をアピールし、日本語教師デビューを果たしましょう。
最後にこれから日本語教師になる人のためのリンクを貼っておきます。
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