今回はそんな疑問にお答えしていきます。
本記事を書いている人
今回は日本語教師5年目の僕が今まで経験してきた「日本語教師あるある」をまとめてみました。
軽い気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。
授業中の日本語教師あるある
授業中に服が汚れる
授業中に服が汚れます。
原因は二つ。
- ホワイトボードマーカーが服につく
- 手で消した板書がズボンにつく
そのため、仕事中の服は安いものを着るといいでしょう。
僕は近所のguにとてもお世話になっています。
細かい部分を気にしがち
授業準備の際に、言葉のものすごく細かい部分まで調べてしまいます。
先日、「新しいことば」を教える機会があり、「ヤバい」の意味を調べることになりました。
授業では使い方と意味だけで十分なのですが、そこは日本語教師。
語源まで調べたくなってしまい「ヤバい」の語源調べに時間を費やしてしまいました。
授業で使わないところまで気にしがちなのは日本語教師あるあるです。
外国語を覚えてしまう
日本語学校では外国語が常に聞こえてくる環境にいます。
そのため、外国語は勝手に覚えてしまうんですよね。
僕は日本語教師をやったおかげで中国語をちょっとだけ覚えてしまいました。
授業以外の日本語教師あるある
丸つけ待ちのプリントが溜まっていく
「あるある」であるべきではないのですが、どんどん丸つけ待ちのプリントが溜まっていきます。
ちょっとずつ減らしていきましょう。
「せっかく書いてきてくれたプリントを返さずじまい」なんてことのないように。
どうしても溜まってきてしまう人は、授業の進め方や宿題の出し方を工夫していく必要がありますね。
Googleフォームやオンライン教材などが活用できるようになると仕事が一気に楽になりますよ。
日常生活の日本語教師あるある
Facebookを開いた途端に連絡が来る
Facebookを学習者と交換している日本語教師も多いですよね。
そんな方は絶対に経験があると思います。
開いた途端、「先生、こんにちは」「まだ寝ていませんか?」
ただただ、気分でFacebookを開いたつもりだったのに、連絡が来てしまって、しかも教え子からだから無視できない(泣)
まあ、それでも僕は無視しちゃってますが、嫌な人は「設定とプライバシー」⇨「設定」⇨「オンラインのステータス」の順に開き「オンライン状態を表示する」をオフにしましょう。
ちなみに、Facebookのアプリとメッセンジャーのアプリの両方を設定しないといけませんのでご注意ください。
街中の「ら抜きことば」が気になる
教育系のお仕事や言葉を使うお仕事をされている人ならきちんと使えているのですが、一般の人ってあまり気にしてないですよね。
- 求人広告:まかない食べれます!
- 友人A:朝起きれなくて・・・
「ら抜き言葉」が学校教育で許容されているなか、別に使ったって何の問題もありませんが、どうしても気になってしまします。
初級授業の話し方が日常でも出てしまう
日本語教師になりたての人にあるあるですが、初級授業の話し方が日常にも出てしまいます。
具体的には下記のような感じです。
- 話す速度が0.5倍速
- リアクションが大きい
- 複文を単文に言い換える
- 簡単な表現だけを使う
- 声が大きくなる
特に初対面の人と話すときには顕著にそれが出てしまいます。
日本語教師の仕事が慣れてくると、だんだんとコントロールできてくるのですが、なりたての頃は全部初級の話し方になってしまったものでした。
久しぶりに会った友達には「お前の日本語、片言になったな」なんて言われたこともありましたね。
まあ、でもそれであまり損をすることはないので、別に気にしなくてもOKです。
周りの人からすると、「あの人はわかりやすく話してくれる人だな」と思ってもらえます。
日本語教師=英語が話せると思われる
この会話を今まで何度したことでしょうか。
日本語教師だというと、決まって英語が話せる人だと思われます。
日本語教師は日本語で授業する場合がほとんどなので、英語を話せない人もたくさんいます。
とはいえ、英語を勉強しておくと何かとプラスになることもあるので個人的には勉強しておくべきだと思っています。
日本語教師と英語については「日本語教師に英語は必要か【結論:なくてもOK】」でも触れているので、参考にしてみてください。
皆さんからのあるある
間接法で日本語の単語を言うとアクセントが変になる
間接法で教えている先生に限られるかもしれませんが、別の言葉で説明している途中に日本語の単語を言ったりすると、アクセントが変になる。
— 🇯🇵Ken : 日本語/英語 ”コーチ” in フィリピン🇵🇭 (@kh678k) September 14, 2020
Teacher in Japanese is せ↘️ん↗️せ↘️い、みたいな😂
間接法:外国語で日本語を教えること
僕は間接法で教えたことがないので気付きませんでしたが、「Teacher in Japanese is せんせい」を言ってみると確かにアクセントがわからなくなりますね。
おもしろい発見でした!
授業中とそれ以外の自分を切り替えられる
授業前「あー、めんどくさい」
— KENT🇻🇳日本語教師✖︎ゲーマー (@KENT45990468) September 14, 2020
授業開始「はーいみなさん、よろしくお願いします」と急に笑顔になる
授業後「あー、つかれたー」
授業中とそれ以外の2つのペルソナを切り替えられる
日本語教師はまさに役者。
日本語教師だって、たまにはやる気の出ないときや、なんだか力が入らない、なんていうときもあります。
でも授業に入ると、ガラッと変わり、笑顔で元気よく話す。
体のどこかにスイッチがあるかのように不思議と自分自身を切り替えられるようになるんですよね。
子どもにとってわかりやすい話し方ができるようになる
おもしろーい‼️こういうの大好きです😆
— あつこ@ノマド日本語教師🇹🇭 (@AtsukoNumazawa) September 14, 2020
私も一つ挙げると、「子どもと話すのが上手くなる」
子どもに教えた経験はほとんどありませんが、初級の語彙コントロールに慣れたので、子どもにとってわかりやすい話し方ができるようになりました。
日本語教師に慣れてくると「語彙のコントロール」というものが身についてきます。
話す相手に合わせて語彙の難易度を変えていくというものですね。
そのため、子どもと話すときにもそれが役立つとのこと。
語彙のコントロール以外にも単文を使って話したり、話すスピードを遅くしたり、普段の仕事で慣れているので、子どもにもわかりやすい話し方ができるようになるんですよね。
みなさんのあるある募集
日本語教師あるあるはいかがでしたでしょうか?
そのほかにも皆さんのあるあるを大募集しています。
日本語教師をしていてよくやってしまった失敗や面白かったエピソードなどぜひぜひお寄せください。