本記事を書いている人
本記事では20代で日本語教師になることのメリット・デメリットについてお話していきます。
実は僕も新卒で入った会社を1年足らずで退職し、日本語教師に転職をしました。
いろいろ悩みながら日本語教師になりましたが、今では全然後悔はありませんね。
おそらく、ネットで探して本記事にたどり着いた方は、20代で日本語教師になることに不安を感じていらっしゃると思います。
そんな方はこの記事を読んで少しでも不安が解消されたら嬉しいです。
20代で日本語教師になる4つのメリット
メリット1:学生と歳が近い
歳が近いと学生にとって接しやすい先生になれます。
皆さんも高校時代を思い出して欲しいのですが、若い先生と高齢の先生では、どちらが接しやすかったでしょうか?
どちらかといえば若い先生のほうが接しやすくありませんでしたか?
そして接しやすい先生のほうが悩みを打ち明けやすいですよね。
もちろん、年齢だけでなく、人柄や指導力も関係してきます。
でも、若いだけで接しやすくなるのも事実です。
メリット2:失敗してもやり直せる
実を言うと何歳でも失敗できますが、若ければ若いほど失うものが少ないのも事実。
結婚して子供が生まれたり、マイホームの購入、親が高齢になったりすると、わざわざ薄給の日本語教師になるのはハードルが高いですよね。
でも若いうちなら給料が低くても、それ以上に価値のある経験を積めれば自分の資産になります。
海外で働いた経験、教師をした経験、異文化の中で働いた経験、全てプラスです。
それでいてやっぱり日本語教師は合わなかったと思ってもまだ30歳。
30歳で転職しても全然遅くありません。
日本語教師の現実については「【日本語教師の現実】国内専任講師5年目の僕がすべて教えます」で紹介しているので参考にしてみてください。
メリット3:体力がある
当然ですが、若い人の方が体力がありますよね。
日本語教師は50代以上が半数を占める業界(文化庁:令和元年度国内の日本語教育の概要)のため、一見すると体力的には楽そうに感じるかもしれません。
しかし、4時間ずっと立ちっぱなしだったり、昼ごはんを食べる暇がない日もあったりするので、日本語教師に体力は必須です。
メリット4:ITに強い
最近では、ITを使った教育が導入されつつあります。
そして今の20代はITネイティブ世代です。
小学校からPCを使った授業をし、大学卒業までにはほとんどの人がPCの基本操作ができるようになっています。
ネイティブなので、初めての作業があってもなんとなくでできてしまったりします。
今年の新型コロナウイルスによるオンライン授業ではそれが顕著に見えてきました。
20代で日本語教師になる2つのデメリット
デメリット1:社会のことをよく知らない
20代で一般企業に就職すると新入社員研修などで社会人のルールや上司への接し方、メールや電話のマナー、営業トークなどいろいろなことをみっちり教え込まれます。
しかし、20代で日本語教師になった場合は、ビジネス界の常識を教わる機会を逃してしまうんですね。
しかし、これから日本社会で活躍する留学生に接するため、日本のビジネス界がどんなもんなのか、絶対に知っておかなければなりません。
本はなんでも良いのですが、アマゾンで売れ筋ランキング2位(2020年10月現在)の本を紹介しておきます。
書店でサクッと眺めてみたのですが、ビジネスマナーが網羅されているので、これ1冊あれば十分でしょう。
個人的にはビジネス日本語の言い回しで「まだまだ自分もできていないな」と思うところがあり勉強になりました。
デメリット2:ナメられる可能性あり
学生と歳が近いと接しやすい反面、気を抜くとナメられることもあるので要注意です。
特に20代前半で日本語教師になると、学生のほうが歳上になることもあります。
歳下だからといって、試験中の不正行為などを注意せずにいるとナメられます。
でも先生である以上、不正や良くないことを黙って見過ごすわけにもいかないので、そこは頑張りましょう。
注意と言っても怒るのではなく、学生に寄り添いながら語りかけるようなスタンスでいけば比較的気が楽です。
やりたいことはやってみましょう
ここまで、20代で日本語教師になることのメリットとデメリットについてお話してきました。
結局は20代で日本語教師になるのか良いのかどうか。
僕はなりたいなら是非なってみることを強くすすめます。
なぜなら、日本語教師は人前で話すスキルも身につくし、異文化理解にもつながるからです。
これから、国際化していく中で日本語教師の経験が少しでもあれば今後役に立ってくるはずです。
しかも、全然違う業界に転職したとしても20代なら全然遅くない。
やりたいことを先延ばしにしてしまうと、結局やらずに年老いてしまうことも良くありますからね。
まずは求人サイトにでも登録してみるのがおすすめです。
日本語教師キャリアなら転職相談にも乗ってもらえます。
未経験・資格なしでも心良く相談に乗ってくれるので使えるものは使っちゃいましょう。
詳しくは本ブログの「【日本語教師求人サイト】日本語教師キャリアとは?」でご紹介しているので参考にしてみてください。