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今回は、専任日本語教師になるためには非常勤講師での経験が必要なのかどうか、未経験で専任になるための注意点について紹介していきます。
未経験だけど専任になりたいなと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
前提知識として専任講師の仕事内容は頭に入れておいた方がいいので、専任の仕事内容についてよくわからないという人は下記二つの記事を読んでから読み進めていくことをおすすめします。
非常勤経験は必要というわけではない
結論から言ってしまうと、非常勤経験は必要というわけではありません。
未経験でもOKかどうかは学校側の判断によります。
下記にて詳しく解説していきます。
理由:専任と非常勤で求めるものが違う
一つ目の理由として、専任と非常勤では求められるものが違うからです。
非常勤の場合は基本的に授業だけになるので、指導力があるか、または指導力を伸ばせる人かを重点的に見ます。
一方、専任の場合は学校の運営全体に携わるため人柄が重視されるんですね。
さらには学校の経営方針に賛同できるかや雰囲気が合っているか、将来的なことなども見られたりします。
ちなみに学校によっては指導力があまり高くなくても、学校運営上プラスの人材であれば専任として採用するところもあります。
教えるのは上手じゃないけど、事務仕事で活躍できそうな人なんかだと採用されたりしますね。
ポイント
非常勤:指導力が大事
専任:人柄が大事
最近は研修付き採用も増えている
最近は日本語学校で新しい教師を育てようという動きも多く、研修付きの採用も増えています。
2015年の話ですが、実際に僕も未経験(養成講座受講中)で専任講師に採用されました。
しかし、指導力としてはほぼゼロの状態でしたので、みっちり研修をしてもらいましたね。
求人数は多くはありませんが、すぐに専任になりたい人は未経験可能な求人を探してみるのがおすすめです。
日本語教師の求人サイトについては下記の記事でまとめています。
未経験で専任日本語教師になる注意点
ここまで、未経験でも専任日本語教師になれる、ということを書いてきましたが、注意しなければならないこともあります。
注意点1:求人数が少ない
一つ目の注意点は求人数が少ないことです。
求人サイトを見てみると、多くが非常勤または3年以上の経験がある主任の求人です。
2020年10月現在、「【保存版】日本語教師の求人サイト全11サイトまとめ」で紹介しているサイトを見てみましたが数件しかありませんでした。
もし希望のエリアで見つけた場合はお早めに応募されるのが良いでしょう。
授業以外の仕事もたくさんある
話では聞いている方もいらっしゃるかとは思いますが、専任日本語教師の仕事は多岐にわたります。
書類作成に学籍管理、病院の付き添いやビザ関連業務、学校行事の準備や企画、掃除など教師以外の仕事が山ほどあります。
詳しく仕事内容は「日本語教師専任の仕事内容【メリットとデメリットあり】」で紹介しているのでチェックしてみてください。
プライベートがなくなる
「プライベートがなくなる」は言い過ぎかもしれませんが、それに近い状態になってしまいます。
なぜなら、専任日本語教師は多くの仕事があるため、なかなか勤務時間中には授業の準備ができないからです。
すると、必然的にプライベートな時間を削って準備することになります。
しかも、日本語教師になりたての頃は授業準備に多くの時間を費やしてしまいますよね。
そのため、休みでも休めなかったり、倒れてしまっている先生がいることも事実です。
しっかりと体調管理ができる先生でないとなかなか厳しいのが現状です。
日本語学校で専任になるには
未経験OK・研修付きの求人を探す
前述した内容とも被りますが、一番最短で専任になるためには未経験でもOKの求人を探しましょう。
多くはありませんが何件かは常に出ている状況です。
そのためにも養成講座受講中から求人サイトなどをみてチェックしておくのがおすすめです。
おすすめ求人サイトはこちら
面接時に専任になりたいアピールをする
非常勤講師の面接時に専任になりたいことをアピールしておきましょう。
もし、現時点では専任の枠がなくても、将来的に専任になることを見据えて採用してくれるかもしれません。
学校によっては専任か非常勤迷う場合に、非常勤として採用して様子を見るというところもあります。
ちなみに、採用後も教務主任に戦線になりたいアピールをしておくと、枠が空いた場合に専任になれる可能性もありますよ。
まとめ:未経験だと厳しいけど経験になる
未経験で専任日本語教師になるのはできないわけではありませんが、いろいろと厳しい面もありますよ、ということを話してきました。
しかし、もし本当に専任日本語教師としてやっていきたいなら、できるだけ早くチャレンジしてほしいですね。
「まだまだ自分は経験が足りないから・・・」と思っているとステップアップへの道はどんどん遠のいてしまいます。
サクッと求人サイトに登録しちゃいましょう。
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