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今回はこれから日本語教師になろうとしている方向けに、日本語学校で働くメリットとデメリットをお伝えしていきます。
日本語教師になりたいけど、日本語学校もいいし、オンラインもいいし、と悩んでいる人は参考にしてみてください。
日本語学校で働くメリット4つ
まず、日本語学校で働くメリットを4つご紹介します。
日本語学校で働くメリット
- 授業見学ができる
- 教案をチェックしてもらえる
- 先輩が作った教材を使える
- 書籍が豊富
一つずつ解説します。
メリット1:授業見学ができる
日本語学校に勤務していると先輩教師の授業を見学できます。
見学できるというのはすごく貴重な機会で、フリーランスやオンラインではなかなか得られません。
複数人の先生の授業を見学することでいろいろなやり方を見ることができます。
僕の場合は、専任・非常勤関係なくいろいろな先生の授業を見学させてもらいました。
いろいろな先生の授業を見学させてもらったおかげで、ティーチャートークや学生との接し方、板書の書き方や導入方法などを見ることで、どのように授業をやったらいいのかイメージすることができました。
メリット2:教案をチェックしてもらえる
日本語教師になりたての頃は毎日のように授業で失敗します。
でも、教案をチェックしてもらえることで、あらかじめ失敗を減らすことができるんですね。
メリット3:先輩が作った教材が使える
フリーランスだと練習問題や試験問題は自分で作らなければいけませんが、日本語学校なら過去に他の先生が作った問題があるので、ちょっとアレンジするだけで使えます。
日本語教師になりたてだと、授業を組み立てるので精一杯で練習問題まで手が回らないことも多いですが、こういった先輩たちの知恵が使えれば、授業準備もラクになります。
メリット4:書籍が豊富
フリーランスだといちいち本を購入しなければなりませんが、日本語学校ならありがたいことに職員室に本がたくさんあります。
それを借りればいろいろな教材と接することができます。
また、新刊情報なども書店や出版社からご連絡をいただいたり、さらには見本もいただけたりします。
こういったことは日本語学校という”組織”ならではのメリットですね。
日本語学校で働くデメリット3つ
次に日本語学校で働くデメリット3つをご紹介します。
日本語学校で働くデメリット
- 学校の方針に従う必要がある
- 考え方が偏りがち
- 出勤しなければならない
一つずつ解説します。
デメリット1:学校の方針に従う必要がある
組織なので基本的に学校の方針に従わなければいけません。
たとえば、使うテキストや進度などから、学生との接し方などいろいろな面で周りと合わせなければならないところもたくさんあります。
ただし、その自由度の低さが先生たちをラクにしているのは事実です。
デメリット2:考え方が偏りがち
日本語学校にいると、学校の中だけで完結できてしまうことが多いので、どうしても考えが偏りがちです。
研修もその学校に合ったやりかたに最適化されていることもあります。
他の学校でも使えるスキルを身につけたいなら外部の勉強会や研修に参加することをおすすめします。
デメリット3:出勤しなければならない
当然と言えば当然ですが、日本語学校勤務は通勤が伴います。
オンラインやフリーランスでは移動することはあっても通勤ではありませんからね。
ただし、非常勤講師なら午後からの出勤にできたら、午前だけの勤務にできたりもするので比較的融通はききます。
まとめ:日本語学校で働こう!
日本語学校で働かないと得られないメリットが多くあるので、個人的には日本語学校で働くのがおすすめ。
オンラインやフリーランスも魅力的ですが、日本語学校なら研修があるし、安心して自分のスキルアップを目指せます。
最後に本記事の内容をまとめます。
日本語学校で働くメリット
- 授業見学ができる
- 教案をチェックしてもらえる
- 先輩が作った教材を使える
- 書籍が豊富
日本語学校で働くデメリット
- 学校の方針に従う必要がある
- 考え方が偏りがち
- 出勤しなければならない
日本語学校で働くメリットとデメリットがわかったら早速行動してみましょう。
すでに資格を持っている人は求人サイトに登録してみましょう。
まだ資格をとっていない方は資格取得を検討しましょう。
>>【保存版】日本語教師になるには?資格取得方法3つをご紹介
今回は以上です。