本記事を書いている人
本記事では日本語教師の1年はどんな感じで流れいくのかご説明していきます。
国内にいる専任講師・非常勤講師の流れをご紹介していくので、これから国内の日本語学校で働きたい方は参考にしてみてください。
※学校によって大きく異なる点もあるため、あくまでも一例としてご理解いただけたらと思います。
4月
- 年度始まり
- お花見
- 新入生の入学
- 7月生の申請締め切り
一般的な学校と同様に4月が年度始まりの日本語学校が多いです。
まれにビザ発給の関係で遅れて入国してくる学生もいます。
7月に入学する学生の入管への申請締め切りがあり、申請業務を担当している先生は大忙しの月でもあります。※日本語学校は年4回(1月・4月・7月・10月)入学してきます。
行事関係としては入学式のほかにお花見などをやる学校もあります。
5月
- 特になし
5月はこれといって特別なことがありません。
ただし、EJU(日本留学試験)という留学生のセンター試験のようなものが6月に控えているので受験生は追い込みの時期になります。
また7月にはJLPT(日本語能力試験)もあるため、試験対策で忙しい学校もあるでしょう。
6月
- EJU(日本留学試験)
留学生にとってのセンター試験とも言える、EJU(日本留学試験)が6月の第3日曜日にあります。
9月〜11月に受験する学生はここで良い点数を取らなければいけませんので、ピリピリした雰囲気の学校もあるでしょう。
7月のJLPT対策は引き続き6月も行われます。
7月
- JLPT(日本語能力試験)
- 7月生の入国
- 10月生の申請締め切り
日本語の公的試験で最も多くの人が受験するJLPT(日本語能力試験)が7月の第1日曜日にあります。
N1〜N5までで分かれており、N1がもっとも高いレベルです。
また、この時期は7月生が入国してくるので、新入生の受け入れを担当している先生は少し忙しくなります。
10月生の申請締め切りもあるので申請担当の先生も忙しくなるでしょう。
8月
- 夏休み
学校も夏休みに入ります。
授業がないため、非常勤講師の方は収入が大きく減ってしまいます。
専任講師はお盆休み以外は出勤となり、これからの受験に備え、いろいろと準備をすることになります。
9月
- 受験期スタート
- 学校によっては秋卒業も
9月頃から専門学校や私立大学の願書の受け付けが本格化してきます。
願書や志望理由書の添削などもあり、ちょっとずつ忙しくなってくる頃です。
また、学校によりますが、秋に卒業する学生もいます。
10月
- 受験期
- 10月生の入国
- 1月生の申請締め切り
多くの私立大学や専門学校で受験が盛んに行われる時期です。
専門学校では定員になり次第締め切る学校もあるため、早めに出願できるようサポートします。
また、10月生の入国もあり、全体として学生数が増える時期です。
コマ数が増え、先生たちも忙しくなります。
1月生の申請締め切りもあるため、申請担当者も忙しくなります。
11月
- EJU(日本留学試験)
- 受験期
11月も受験期真っ只中です。
さらに、第2日曜日にはEJU(日本留学試験)が行われます。
国公立大学や1〜3月に受験をする学生にとってはとても重要な試験なので学生たちもピリピリしています。
12月
- JLPT(日本語能力試験)
- 受験期
- 4月生申請締め切り
- 冬休み
12月の第1日曜日にJLPT(日本語能力試験)があります。
また3週目ころには4月生の申請締め切りがあるので申請担当も忙しいですね。
クリスマスのあたりから冬休みに入るので、非常勤講師の方は収入が減ってしまいます。
専任講師は28日ころまでは出勤することが多いです。
1月
- 1月生入国
- 国公立大受験
1月10日ころまでは冬休みの学校が多いです。
ただし、専任講師は4日頃からは出勤になります。
この時期は1月生が入国してくるため、年度内でもっとも学生数が多い時期になります。
また、年によりますが、1月下旬か2月上旬のころに旧正月があるため、中国や東南アジアの学生がおおいところでは校内イベントを開くところもあるようです。
2月
- 受験追い込み
- 国公立大受験
この時期は国公立大学の試験が集中します。
また、私大や専門学校が決まっていない学生は何とか進路を確定しなければなりません。
まだ進路が決まっていない学生が多いクラスではピリピリしているかもしれません。
3月
- 卒業式
- 寮の入れ替え
3月といえば卒業式です。
無事に全員進路が決まれば安心して送り出せますが、この時期でもまだ決まっていない人も実はいます。
先生も学生も一緒に必死で受験できるところを探し、なんとか受け入れてもらうようなこともあります。
また、卒業のため寮に住んでいた学生が一斉に退去していきます。
その代わり、4月に入学する学生続々と入居してきたりするので、寮の管理をしている方は大忙しです。
春休みは授業がなくなるため、非常勤講師の方は収入減になります。
まとめ:日本語教師は年中大忙し
ここまでご紹介してきた通り、日本語教師は年中大忙しですね。
強いて言えば、年度始まりのほうが比較的負担が軽めです。
後半になればなるほど自分の体がキツくなってきます。
そんなときに僕がお世話になっているのがアロマディフューザーです。
水とアロマオイルを1滴垂らしてスイッチON。それだけで癒し空間ができあがります。
ちなみに僕が使っているのは下記の無印良品のものです。
なんとなく、お店で買うのは恥ずかしいという人はAmazonでこっそり買うのもおすすめ。
僕は夜寝る前に読書しながら使っています。
タイマー付きなので寝る前にセットしてそのまま寝ちゃっても良いかもです。
よかったらぜひ。